今年に入ってから、モーツアルトのソナタを練習しています。
モーツアルトは、子供時代とか、中高生の時に結構やったんですよね。
当時の私はモーツアルトは自分としては良く弾ける方だと思っていて、「誰の曲が得意?」と聞かれると迷わず「モーツアルト」と答えていたほどでした。
でも、大人になってからなんとなくうまく弾けない感じがあったんですね。
難易度の問題じゃないんですよ。それこそ子供時代でも弾いていたのですから。なのになぜか弾いてもイマイチだなと感じるようになってました。
今回モーツアルトのソナタをやったのは、珍しくピアノの先生からの提案で(いつも私が何をやりたいか答えさせられるのですが)、私の勉強のために、敢えて譜読みに時間がかからない前半のソナタ(作品番号が早いもの)をやろうという事になりました。
それでソナタ第一番(KV279)をやってます。
改めてモーツアルトの作品をピアノの先生から教えてもらって分かったことは、彼の曲は細かく表情が切り替わるということ、それと全体的に常にテンションが高いという事です。(^^;
例えば、ロマン派の曲なんかだと徐々にじわじわ盛り上がっていくような所も、モーツアルトはパッパッと瞬時に切り替わっていくんですね。
さらに、他の曲なら一旦落ち着いてから次に行くような場面でも、落ちずにどんどん突き進むんです。
実際、モーツアルトの曲を練習していたら何だか妙にルンルンした気分になって来るんですよね。
それでなんとなく、子供のころはできたのに大人になった今しっくりこない理由が分かってきました。
パッパッと切り替わったり、落ちずにどんどん突き進むって、まさに幼な子の性質じゃないですか?!
つまり、どんなに練習して技術を磨いても、私が幼な子のような純真な心を取り戻さないとモーツアルトはうまく弾けないな、と思ったんです。
なんか。。神様がピアノの先生を通して私にモーツアルトを勉強させ、私が回復すべきものを教えてくださっているような気がしました。
私自身が再びモーツアルトの曲を弾いてもしっくりくるように、普段の生活から幼子の心を取り戻すように心がけ、さらに練習に励もうと思いました♬
それにしても、神様のやり方は絶妙ですね!その人の個性を通して負担感なく教育してくださいます。
この全ての御働きに感謝します💛
