先月のことなんですが、ピアノのレッスンに行ったときに、ピアノの先生から発表会についての話がありました。
先月の時点で数か月後と約1年後の二回分場所を取ったそうで、一つは小さめのサロン風な感じ、もう一つはサロンよりはちょっと大き目なホール、ということでした。
一回だけ出ても良いし二回とも出ても良いし、どちらでも良いから何を弾くか考えておいてね、と言われたのですが。。。
それを言われた瞬間、自分の中では「あれ???」となってしまいました。
というのは、私の中では発表会というのは、当日から逆算して3∼4か月前くらいに先生と一緒に何を弾くか相談して決めて、それに向かってその曲を練習する、というものだったからです。
日付だけ言い渡されて曲は自分で考えて、というのは初めてだったので話が終わった時「これで話は終わり??」となってしまったんです。
先生曰く「今まで仕上げた曲の中から選んでも良いし、今から弾きたい曲を練習しても良いし」という事でした。
子供のころは発表会と言えば先生が曲を決めてくれる感じでした。
先生の方が私のレベルなどを考えて「この曲にしよう」と決めてくださり、それを練習する方式。
大人になってからはちょっとは相談するようにはなりましたが、それでも先生がいくつか候補を挙げてくださってその中から自分が選んだり、そうでなければ私が「ショパンの曲が良い」とか「ロマン派の曲が良い」など大雑把な希望を言った後先生が決めてくださったり。
今までずっとそんな感じでやってきていたので無意識のうちに「発表会の曲はピアノの先生が決めるもの」という固定観念ができてしまっていたようです。
なので「何を弾くか考えておいて」と言われた時、正直言うと「え?先生が決めてくれないの??」と思ってしまったんです。
しかも、言われた時はその時レッスン中の曲が仕上がってなくて、でも弾きはじめでもなく、その曲を発表会まで弾き続けるには時間が空き過ぎだし、逆に新しい曲を弾くならすぐ始めなければいけないという状況。
だから本当に「どうしよう。。」となってしまったんです。
そんな風に戸惑ってしまった自分を見ながら「あ、私の中でまだまだ自立していない部分があるんだな」と悟りました。
考えてみたらもう50年近くピアノやってるんです。
それなのに未だに選曲を先生に頼ろうとしていた、という方がおかしいですよね。
自分の中で復活していない部分、依存体質が抜けてない部分があることを自覚しました。
今まで自分で決めてこなかったことを自分で決めるって勇気がいるんですよね。(^^;
私もまだまだエジプト根性が抜けてませんね。(^^;
でもこうやって日々悟りを与えてくださる主に感謝です💛