人には誰でも長所と短所がありますけれど、大抵の長所と短所って表裏一体だと思うんですね。
大体、自分の短所って長所の裏返しだったりする事が多いのではないかと思うのです。
例えば「気が短い」という短所があったとします。気が短いと、ちょっと待って耐えないといけない場面ではイライラしてしまって短所として現れますが、さっさとしなければいけない場面では力を発揮する場合もあります。
また「ハッキリものを言う」という個性があったとします。生きていく中では物事をハッキリ言わないといけない場面があるし、ハッキリ言ったら雰囲気が悪くなる場面もあります。
だから、自分の性格を細かく分析してみて、どういう場面で自分のその面が出れば長所になり、また短所になるのか、考えてみると良いのではないかと思うのです。
それで、長所になる場面、短所になる場面を自分で認識してコントロールできるようにすればいいんじゃないのかな?と思うんですね。自己コントロール。まぁ、これが結構難しいわけですけど。(笑)
でも、長所になりようがない短所ならなくさないといけないです。
分かりやすく極端な例を挙げると「私は人を見ると殺意が湧く」なんていう性質があったとしたら、それは長所になりようがないからなくさないといけないですよね。
霊的な言い方をすれば、サタンが植えつけた性質はなくさないといけないです。
でも、神様が与えて下さった「個性」や「賜物」ならそれはなくしてはならず、のばせるようにするべきです。ただ、それをサタンに利用されないようにコントロールすることが大事だと思うんですね。
その為にも、まずは「自分自身を知る」ことからかな、と思います。
ヨセフは夢のせいで兄弟たちに憎まれ、エジプトに売られてしまいましたが、夢のおかげでエジプトの司になりました。
「啓示の夢を見る」という賜物のせいで自分が大変な目に遭いましたが、それをなくしたらエジプトの司にはなれませんでした。
皆さん霊的に装うことに勤しんでいらっしゃると思いますが、隣の人と自分は違いますから、人を見て試みに遭ったり自信を無くしたりせず、しっかり自分自身を分析してみてほしいなと思います。