皆さんご存じの通り、一人一人の人生は神様によって予定されているのではありません。
人間の責任分担によっていくらでも変わります。
人間がすることは、道を選択することと、その道を最後まで行く努力。
ところで、良い道を行きながらも途中で嫌になってしまうことがあります。
どういう時に嫌になってしまうかと言うと、端的に行ってうまく行ってない時です。(^^;
それで、そういう時に運命論を出したくなったり、元々の才能や性格のせいにしたくなるんですね。
自分としてはやってるつもりなのにいい結果が出ない。ということは、そういう運命なんじゃないか?または、結果が出ている人を見て、自分はそういう才能がない、自分の性格はそうじゃないからうまくいかないんだ、など。
私が見てきた中で、長い期間うまくいかない人が陥っている思考回路として、「強い性格の人がうまくいっている。自分は弱くて優しいからうまくいかない」という風に考えている人が意外と多いんですよ。
極端になると「あんな性格になるくらいならうまくいかなくてもいい」と言う人までいました。(実話です!)
ハッキリ言います!そういう人は人を部分的にしか見ていません!
本当に強くてきついだけで成功できるならもっと多くの人が簡単に実績をあげて成功しているはずです。
しかし、実際にはそれだけで実績を積むことはできません。
成功するにはいろんな要素が必要です。
もっと言うと、いくら信仰の世界でも、ただ優しいだけでは成功できません!
やる時はパワーを出してビシッとやらないと。
よく聞くのは、できない人の気持ちを分かってほしい、というもの。
ただ慰めてあげるだけで良いならそれでいいですよ。分かってあげるだけなら簡単なんです。
私が牧会していて一番困ったのは、(特に引き上げの時期)自分の教会で引き上げができない人がいたらそれは牧会者の責任だ、と先生から言われていたこと。
正直、ただ慰めてよしよししている方がずっと楽なんですよ。
でも、自分はできない、できないのを分かってほしいという人に実績を立てさせないといけないのが一番つらかったです。
こっちはその人の救いのために祈って真心こめてやっていても本人からは指導者に分かってもらえない、無理強いさせられると受け取られるから。
今はそこまで先生も言わなくなりましたね。
好きにしなさい、という感じ。(^^;
ここからは本当は実績を立てたいという人に向けてお伝えします。
本当に実績を立てたければ、実績立ててる人を研究することです。
できないメンタルを理解してもらうのではなく、できるメンタルを研究すること。
いくらできない自分を分かってもらっても実績は立てられません。
実績はいらない、ただ分かってくれればいい、という人なら研究する必要はありません。
ただし、そういう人はできる人を見て嫉妬してはいけません。
人生の予定はない、運命は決まってない、という話は、希望的でありながら、厳しい話でもあります。
この話をしっかり心にとめて自分の人生に生かしていきたいですね。