女牧師のブログ

日常生活と神様

私の自論

それって本心?

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昨日の続きみたいになっちゃうのですが、世の中で言われている「理想の○○」って、結構誘導されて出来上がったものじゃないかと思うことがあるんですね。

アンケートや世論調査の結果、というのもそれが人々の本心かどうかは分からないと思うんです。

どういうことかというと、人って数字を並べられたり、範囲を決められて質問されたりすると、どうしても客観的な事を答えてしまうと思うんです。

たとえば、分かりやすく極端な例を挙げると、年収100万円と1000万円どちらが良いですか?と聞かれたらそれは1000万と答えるに決まってるじゃないですか?答えの選択肢が二つしかなければ客観的に良い方を答えてしまうのは当然です。

でも、1000万と答えた人がみんな本当に年収1000万円欲しいと思ってるかは分かりません。その中で答えたからそう答えたけれど、それが本心かはわからないという事です。

でも、アンケート結果としては、「多くの人が年収1000万円が理想的と思っている」という事になってしまうわけです。そしてそのアンケート結果を見た人が、そうか、1000万円に満たない自分は理想的ではないのだ、と考えてしまう。

そうして勝手にコンプレックスを持ち始めたり自信を失ったりする、ということがあるのではないかと思うんですね。

今は死語ですが、私の世代では「3高男」という言葉がありました。当時の女性が結婚相手として求めているとされていた理想の男性像で、高収入、高学歴、高身長の3つ揃った男性ということだったんです。

当時は「今の女性たちはこんなことを考えている」という事になっていたのですが、実際、当時の女性たちがそんな人たちばかりを求めていたのか、と言うとそういうわけじゃなかったのです。当たり前ですが。

でも、結婚相談所や結婚に関するアンケートなどで、自分が良いと思う方をどちらか一つ選択するとなると、高いか低いかだと高い方を選んでしまうわけです。その結果3高男という理想像が出来上がってそれが話題になったのです。

そうなると、 逆に自分もそういう人を探さないといけないんじゃないかと勘違いした人も出てきたんですね。 そういう人と巡り合えない自分はダメ、とか。今となっては笑っちゃいますけどね。

だからいろんなことが誘導されている気がするんです。

最近は、自己肯定感が低い、ということが悩みのトップクラスになってるらしいんですが、よく考えてみたら私が10代、20代のころそんなことは話題にもなってませんでした。

自己肯定感が高いのと低いのはどっちが良いのか、と聞かれたら高い方が良いと答えますよね。誰だって。かえってそういう話題があることで自分はどうなんだろう?と不安になり始め、実は自分も自己肯定感が低いんじゃないか、今までうまくいかなかった全ての原因はそれじゃないか、という事になると思うんです。

でも、正直な話、そんなに自己肯定感が高い日本人っていますか?私はほとんど見たことがないんですが。。。

たまに物凄く高い人がいますが、そういう人ってかなり目立ってると思うんですよね。つまり目立つほど少数だということです。それでそういう人に憧れる人もいるでしょうけれど、内心、あそこまでじゃなくていいやと思ってる人もいるんじゃないでしょうか?

この際、低くて何が悪い!って開き直ったらいけないんですかねぇ。。

勿論、本当に決定的な要因があって日常生活に支障をきたすような方は治療なりカウセリングなりを受けた方が良いと思います。でもほとんどの人は話題を見て不安になってきっと自分もそうだと思い始めたんじゃないかと思うんです。

ちょっと余談ですが、明治維新のころ、日本に来た外国人が驚いたことの一つに、日本人は貧しいけれど惨めではない、という事だったそうです。欧米では「貧しい=悲惨」という構図が出来上がっていたのに対し、日本人は貧しいけれども決して不潔でもなく惨めでもなく幸せそうに生きている、と。

昔が良かったという事ではありませんが、今は情報が溢れている分、情報によって誘導された理想像に踊らされてはいないかな~と思うんです。

そういうのって実は虚構だと思います。

サタンがメディアを通して人の心をかき乱しています。そういうのに翻弄されると自分が一番疲れてしまいます。

一人一人が神様と相談して、自分らしく生きていくのが良いですね。

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