今回は、ズバリ!伝道するときの「指導者へのつなぎ方」についてお伝えしようと思います。
「つなぎ方」と言っても、マニュアルがあるわけではありません。ただ、私が体験してきた中で、こういう感じだとやりやすかった、こういうのは難しかった、というのをお伝えしますね。
なんとなく、最近でも見受けられるような気がするのが、「とりあえず指導者に会ってもらう」というもの。
これは、絶対ダメだとは言いませんが、正直効果は薄いと思います。
誰に会わせる時もそうですが、基本的に自分の連れてきた人がその人に「会いたい」という感情を持たせてから会わせないといけません。そうじゃないとただ挨拶して終わります。
伝道者だけが張り切っていて、会わせようとしている当の本人は引いてる場合もあります。
だから、しっかり証をして、新入生がその人に興味を持って会いたいと思うようにしないといけません。
特に牧師につなげたい場合は、牧師の力が十分発揮できるようにして繋げないと意味がありません。
どういう事かというと、牧師が本領発揮できるのは(個性や個人差はあるとしても)神様の話、聖書の話など霊的な話です。ですから、その話ができる状態にしてから繋げないと牧師の力が発揮できません。
世の中の話しかできない状態で牧師に会わせても、牧師は世の中の話が得意なわけじゃないので一般論的に話して終わります。それなのに、自分が連れてきた人にきちんと話してくれなかったと言って不満を抱くのは見当違いです。
やはり、牧師に会ってもらうときは『この人は牧師です』とハッキリ紹介してから会わせるのがベストです。
それともう一つ。伝道者としては「牧師として証した」というのですが、新入生本人がポカンとしている場合があります。「証した」というのは、ただ『この人は牧師です』と言ったかどうかじゃなくて、新入生が是非その牧師に会いたい、話を聞きたい、という状態までもっていって初めて「ちゃんと証している」という事になります。
ここまで伝道者がやってくれると牧師はすぐに本題に入れて成功率も上がります。
しかし残念ながら、「自分は連れてくるだけの役割だ」と自ら決めて、連れてきた後の事をしようとしない人がいます。連れてきた後は指導者に丸投げ。これはほとんど成功しないと思った方が良いです。
中間指導者につなげる場合も同様です。ただあいさつで終わることがないように、その指導者に信頼がおけるようにつなげることが重要です。
「つなげ方」について、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。
日本人は聖書の話や神様の話をするの躊躇するためか、そこは避けて伝道しようとする人がいます。でも、伝道者が自ら「自分が神様を信じてよかった」「聖書を学んでよかった」などの話をしないと伝道は難しいですよ。
是非とも、自分の殻は破って一歩踏み出してみてくださいね。