表題の通り、今日は講師訓練についての私の自論をお伝えしようと思います。
今まで自分もたくさん講義してきたのですが、指導者としてたくさん講師訓練もしてきました。その時、どうやったらみんな優秀な講師になれるのかと私自身も試行錯誤しながらいろいろなスタイルを試してみたんですね。
結論から言っちゃうと、残酷な結論なんですが、講師訓練のみで優秀な講師にはなれない!ということです。一番効果的なのは、新入生を目の前にして、訓練ではなく実際の講義を行う事です!
正直、これが全てなんですが、これだと元も子もないのでもう少しだけ深堀していきたいと思います。
まず、手始めの段階としてやって手ごたえがあったことは、各講義の核心だけをバ~ッと伝えたことです。一つ一つの講義を短くするのではなく、「○○という講義の核心はこれ。最低限これが伝わればOK」という感じ。
だから一つの講義につき2,3分の解説になります。それでも全部やると1時間半~2時間くらいかかりましたね。
これはみんなにとっても良かったようです。どういう持って行き方をしても核心がぶれなければとりあえずは大丈夫ですから。
ブラッシュアップの段階として良かったのは、実際に講師として講義した経験のある人のみを対象に、あらかじめその講義で伝えにくいと感じているところ、難しかったところなどをピックアップしてもらって事前に質問を受け付け、それを解説するというもの。
これは、具体的に自分のかかえている問題が解決されるスタイルだったので参加者には喜ばれました。
これくらいですかね~。私が講師訓練をやる側として手ごたえを感じたのは。
前で講義をやってもらうとか、私が模擬講義をするとか、メンバー同士で10分で伝え合うとか、そういうのもやりましたけど、実際の効果としてはどうだったのかな~と思います。(あくまでも私の個人的見解です)
メンバー同士でやるのと実際の新入生を目の前にしてやるのとでは全然違いますからね。
私が模擬講義をして効果があった人は、すでに講師として講義している人のみです。講義をする側の立場で聞くので。
それと、このスタイルにすると、私が講義するなら一応聞きたいという人が大半になるので、事実上メンバーの再教育みたいな感じになってました。メンバーの再教育だったと思えば良かったといえるかな?(笑)
10分、20分で伝えるというのも結構最近の流行ではありますが、実際に新入生に10分で伝えてますか?結局1時間くらいかけてませんか?
核心的に伝える訓練だとは思うのですが、それだったらしっかりした講義案を作ったうえで、「核心は○○!」と一言で言うとか、講義の流れを5分以内で言う訓練の方が良いと思うんですよね。(あくまでも私の個人的見解です)
実際に10分で伝えてないなら、訓練が行動に生かされてないのでは??と思うのですが…まぁ、これは私が傍目で見た感覚なので良かったという人もいるかもしれませんね。
ただ、現実問題として、しっかり伝えられないのに核心的に伝えるのは難しいんじゃないのかな?という気もするんですよね。ただ伝えるだけならできるかもしれませんが、それで相手をひっくり返すことができるのか、聖霊の感動を受けるのか、という問題になるとどうなのかな?という気がします。(あくまでも私の個人的見解です)
講義する際の私のおすすめの方法は、何枚もある講義案を見ながら伝えるのではなく講義の流れや逃してはいけない聖句だけを書いたシンプルなレジュメを作成し、それをチラ見しながら講義すること。
その他の内容は全部頭に入れるんです。一字一句講義案を読み上げるのではなく、基本的には相手の顔を見ながら(反応を見ながら)あの手この手で臨機応変に講義することです。
え?それはベテランだけができることでは?という声が聞こえてきそうですね。でも私は講師1年目からこれをやりました。
勿論初めて講義するときは講義案を見ざるを得ないと思いますが、2,3回やれば講義案に首っ引き状態からは卒業した方が良いと思います。
だから準備をきちんとすること。講義の流れを暗唱できるくらいにしておけば安心です。
あれこれ私の自論を展開しましたが、どんなやり方にせよ、結局はやってみた人だけが伸びます。せっかく受けた講師訓練を無駄にしないように、必ず自分で消化してから実践してみてくださいね。