今日は人間の健康に関する「デマ」について。
統計によると、今日本で一番長寿の県は長野県なのだそうです。しかし、その長野県はいわゆる「老人医療」の機関が最も少なく、一人当たりにかかる老人医療費が最も少ないのだそうです。
私は長野県人ではないので長野について詳しいことは分かりませんが、パッとしたイメージでは、気候が温暖なわけでもなく、凄く利便性があるというわけでもなく、決して一般的には長寿に有利な条件が整っているとは言えないような気がします。
ましてや老人医療機関が最も少ないというのならなおさらです。
長寿医療が行き届いている方が長寿であるべきなのに、一番長寿医療が行き届いていない県が一番寿命が長いという事実。
もっというと、政府機関が理想的と定めている一日の塩分摂取量は6g以下なのだそうですが、長野県は男性は塩分摂取量が全国第2位、女性は全国トップでいずれも10g以上なのだそうです。 なんだかこれも矛盾しますね。
この統計上の事実について、ある学者が、「長寿医療により人を薬漬けにしてむしろ寿命を縮めているのではないか?医者はもっと謙虚にこの結果を受け入れて全体的な検証すべき」と言っています。
例えば、塩分を抑え、血圧降下剤で血圧を下げることは「脳溢血」を防ぐには良いけれど、認知症や癌には良いわけではないそうです。つまり「脳溢血」一つしか見てない対策だというわけですね。
糖質についても、以前、糖質ダイエットをし過ぎると脳のエネルギー源が糖質なので脳のエネルギー不足で認知症になりやすくなる、というのを読んだことがあります。
結局・・・私たちはあまりにも情報に踊らされてはいけないという事ですね。特に、自分の健康に関しては。自分の健康は自分が一番直接的に「感じる」ことができますから。
本来は、自分に良くないものが体に入ったり接触したりすれば、痛いとか、気持ち悪いなど不快に感じるように、また過剰摂取したら「もういらない」、足りなければ「もっと欲しい」と思うように神様が人間の脳を造ってくださっているのです。
しかし、今は溢れる情報や身に付いてしまった習慣などでそういう感覚がマヒしてしまっている事が多いのではないでしょうか?
私たちは『こう言われている』『ああ言われている』という事を基準にするのではなく、もっとシンプルに、良くないものは不快に感じられるように、良いものは心地よく感じられるように、そして適量で満たされるように主に祈って感覚を鋭くするのが最善策なのかもしれません。
結局は、神様が人間に備えて下さった「感覚」という能力をフル活用して生きていくことが長寿の秘訣なのかもしれませんね。