最近、読んでいる途中で読むのをやめた本があります。
それは、日本の表舞台に立つ人々のウソを暴くような感じの本で、最初は日本の問題を探ろうという思いで手に取ったのですが、読みながらだんだ気分が悪くなってきてしまいました。
問題のある人物や問題点を列挙するばかりで、擁護する言葉もなく、ひたすら批判的な話が続くのです。
言っていることが間違っているとは思わないのですが、ひたすら否定形の言葉ばかりを頭に詰め込んでいたせいか、頭がクラクラしてきました。
少しでも希望的な話が挿入されていれば違ったのかもしれませんが。。。
私は本を読んだだけでこういう気分になったんです。私が直接自分の事を言われたわけじゃないんです。
ふと、以前先生が説教の中で『たとえ自分に関係ないことだとしても、悪口とか批判とかは聞かない方が良い』とおっしゃっていたのを思い出しました。
ありきたりではありますが、人間は否定的な言葉ばかりを聞くと精神がおかしくなるのだな、と改めて痛感した出来事でした。
と同時に、人間は希望的な話がないと精神に力が得られず、解決のために前に進むことができないのだな、とも思いました。
やはり、見るもの、聞くものは選ばないといけませんね。