先日、札幌でスプレー缶爆発事故がありましたね。このような事故にもかかわらず、死者が出なかったのは不幸中の幸いでした。
ところで、この事故に関するニュースでは「なぜそんなことを?」「会社の責任は?」など事に焦点が当たっていますが、ある科学者が、そもそもスプレー缶というのはどういうものなのか、という事について話しています。
それによると、現在のスプレー缶というのは、一言でいうとガスボンベと同じだそうです。今回事故が起きた消臭スプレーだけでなく、ヘアースプレーなどの日常生活で普通に使うスプレー缶みんなそうなんだとか。
元々はフロンガスなどの不燃性のガスを使っていたそうなのですが、地球温暖化のためとか何とかで環境省がいろいろ禁止にしたため、結局可燃性のガスを使うしかなくなってしまったのだそうです。
つまり、スプレー缶に穴をあけるという行為は、可燃性ガスをチョロチョロ出す行為なので、わざとガス漏れをさせているようなもの。危険極まりないわけです。
自治体によっては「使い切ってから」捨てるという所もありますが、そもそも可燃性ガスなので、使うことそのものが危険ということです。その危険物を一般の店で売っていて、家庭で使って捨てていること自体が危ないということです。
なのに、こういうことをちゃんと国民に知らせていないのです。
結局、こういう事故が起こると、事故を起こした会社や社員に責任追及が行きますが、そもそもちゃんとした知識を教えない大元のところに問題があるのではないでしょうか?
こういう事故が神様の御心だったとは決して思いませんが、事故によって隠されていた事が明らかにされたので、それに関する正しい知識を身に付けるきっかけにするべきだと思いました。
この世ではいろんな人が様々な利害関係で生きています。特に方針がコロコロ変わるような類のものは、言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分で確認することが必要ですね。
ちなみに・・・余談ですが、私はこれをきっかけにできるだけスプレー缶は使わないようにしようと思いました。
正しい知識は武器になり、身を守ります!
特に、命に関わる知識は自ら積極的に得ようと務めることが大事ですね。