日本人はよく本音を言わないと言われますよね?
確かにそうです。私も該当します。
でも、私の考えでは、本音を言わない人には二種類あると思うんです。
言いたいけど言えない人と、元々言いたくない人。
最近は言いたいけど言えない人が多いようですね。言いたいけど言えない人は、自分のことを「知ってほしい」という思いが根底にあるのでしょう。
だから何でも相談できるように先生が面談者を立ててくださいましたね。これで良かった人もたくさんいると思います。
しかし、私は元々言いたくない派。何でいちいち人間に言わないといけないの?と思ってしまうタイプです。(ひねくれててすみません)
言いたいことは言いますけど、言いたくないことや、言わない方が良いと判断してあえて言わない事だってあるじゃないですか?皆さんはありませんか?
言いたいことを言えない人も大変なのかもしれませんが、言いたくないから言わないだけなのに、本音を言いなさいと迫られる方がよっぽどストレスなんですよ。私としては。
ついでに言うと、何でも本音でぶつかると良い、と言いますけど、それって本当かな?という疑いも持っています。
外国では元々そのように育てられていますから、言う方も言われる方も慣れてますけど、日本はそのような習慣がありませんから、言う方だけ言うようになっても、言われたほうが傷ついて、良い結果が生まれなかったという事例をたくさん見てきました。
本音を言いたいのなら、言われても大丈夫なメンタルも同時に作っていかないといけないんじゃないのかな?
自分の本音は相手に言って知ってほしいけど、自分に言われるのはイヤ、では通りません。
本音を言わずに爆発するくらいなら言った方が良いとは思いますけど、言わないでおいてうまくいくことだって実際はあると思うんです。
大抵、口で失敗することって、言うべきじゃないことを言った場合じゃないですか?
子供は何でも思ったことを口にします。
日本人が本音を言わないのは元々は大人の対応だったんじゃないのかなと思うんです。
だけど、今は「言わない」という形式だけが残ってしまって、不満になっているのか、そうでなければ日本人全体が子供っぽくなってるような気がします。
先生だって、私たちが本音を言えずに苦しんでいるのをご覧になって「本音を言いなさい」とおっしゃいますけど、実際先生ご自身は本音なんて絶対に言わないと思うんですよ。
本当に言うべきことは「真理」です!これ以上神様にもどかしい思いをさせないようにしたいな、と思う今日この頃です。