全国の鉄道事業者、通信事業者などが共同で開始した歩きスマホ注意喚起キャンペーンのポスターが注目を集めているそうです!
そのポスターは以下の二種類。
『即レスしなかった程度で失われるものを、友情とは呼ばない。』
『ぶつかった、とあなたは思う。ぶつかってきた、と周りは思う。』
確かにね、と思う反面、こんなことまで言わないといけないほど深刻なんだな、と思いました。
私も牧会していた時は、メールで(当時はラインがなかったので)即レスを心掛けていました。なぜかというと早く返事をしないと救いに影響があると思ったから。当時は使命感を持って能動的に即レスしていたのでストレスでも何でもありませんでした。
でも、即レスが友達関係が維持できるかどうかのバロメーターになってしまうという話になるなら、それはストレスだな~と思います。
現代は個人主義、自由主義と言われてますが、こんなキャンペーンをしなければいけないということは本当のところ、どうなんでしょう?
表向きは確かに個人主義だし、集団行動を嫌う傾向がありますが、心の中はSNSやネット記事に支配されているということではないでしょうか?
道を一人で歩いている時も、家に一人でいる時もスマホに縛られているなら、身体が一人でいるだけで、実際は常に他者に縛られていることだと思うんです。
しかも即レスのために片時もスマホから目が離せず他者の動向を気にしてそれに自分を合わせているという状況からは、本当の自立心は生まれないように思います。
だからと言ってスマホがいけないとは思いません。それによる恩恵もありますからね。でも、縛られる、支配される、という状況が考え物だという事です。
モノに支配されるという事は依存症と同じだし、偶像崇拝と同じです。イマドキ文明の恩恵を受けた現代人が何かの像を真剣に拝むということはほとんどないでしょう。今の時代の偶像は自分を縛るものだと言えます。
偶像の支配から抜け、天の目を考えながら自ら行動するとき、本当の自由人になるのではないでしょうか?
参考→ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1811/04/news017.html#l_ik1609511_sokuresu001_w490.jpg