イギリスの政府統計局が算出したG7各国の労働生産性の割合によると「日本は圧倒的に最下位」だそうです。
G7中、最も生産性が高いとされるドイツと比べると、日本は決断するスピードが非常に遅く、1つのことを決めるのに時間を必要以上に使ってしまうため、仕事が長引いてしまい労働生産性は上がらないということなんです。
特に上層部が決断せずみんなで会議ばかりしている現状がこういう結果を生み出していると。
確かに。。。私も心当たりがあります。
日本は調和とか協調とかを美徳とします。それ自体は美徳だと思うのですが、何かを決める時は責任者や長が責任をもって決断しないと何事も進みません。
決定事項に対しては、みんなで協力して推し進めることが大事ですし、そこは日本の得意分野です。しかし、何かを決断するときも「みんなで」という思考になってしまうと一人一人に気を使い過ぎて結局何事も決まりません。
また日本では、失敗やクレーム、責任を負うこと等を嫌がるあまり、上層部が、決断しないで済むことばかり考える傾向があるのだと思います。
実際、失敗や落ち度があると責任者に風当たりが強いですからね。
記事では、『 結果ではなく挑戦したことを評価する文化が浸透していくと、労働生産性の向上に繋がるかもしれない。 』と結んでいます。
確かに、リスクを恐れてばかりいると大胆に行動することができません。特に新しいことに対しては過去のデータも経験者もいないのですから良いか悪いかもわかりません。だから怖くてしり込みしてしまうんですよね。
しかし人生はタイムリミットがあります。怖がってまごまごしているうちに挑戦できる時が過ぎてしまう可能性だってあります。
そう考えると、会社経営だけじゃなくて、人生のいろんな面で生産性は上げて行く必要があると思います。
新しい時代は、積極的に挑戦する事そのものが讃えられる雰囲気を作っていきたいですね。
日本の労働生産性はなぜ低い?「決断力が低い。特に上層部が決断しない」
https://news.careerconnection.jp/?p=69619