最近ニュースで、小学校の学校給食の目的が昔と今とでは違ってきている、というのがありました。
昔の目的はもっぱら『栄養補給』。特に戦後はこの目的がとても重要だったようです。
しかし今は、給食を通してコミュニケーションを学ぶのだそうです。一緒に対話もしながら楽しく食事をする事を通してコミュニケーションの大切さを学ぶ時間なのだそうです。
正直、私にはショックでした。それくらい、今は個人主義が進んでいるんですね。
ゲームなど何時間も一人遊びができるものがある、ということも原因かもしれません。
私は以前、先生からこのように学びました。
『信仰とは、個人戦であり、団体戦だ』と。
本当にその通りだな、と。
一人でやるべき事はできなければいけません。他が何と言おうと自分で御言葉を思い起こし、御言葉通りの人生を送れるように努力する事は必要です。
でも、自分ひとりでうまくできるからといって、他と交わりをしない事は神様が望んでいらっしゃる事ではありません。
『平和を作り出す人たちは幸いである。
彼らは神の子と呼ばれるであろう。』
(マタイ5:9)
これは有名な聖句ですが、よく考えてみたら平和な世の中って一人で作れるものじゃないですよね?隣の人が苦しんでいるのに自分ひとりがハッピーだからと言って平和な世の中だ、とはいえません。
一人で何でも出来る便利な時代になったからこそ、人との交わりがとても大切になっている気がします。
個人戦と団体戦。これは信仰の世界だけじゃなくて、人生全体にもいえることですね。