ここ数年、豪雨による洪水の被害が大きいですよね。。ほぼ毎年。。
元々日本は自然災害オンパレードの国ですから仕方ない面もありますが、本気で日本のためにお祈りすることが必要だなと思いました。
ところで、ここ数年の被害に関しては、異常気象という原因もあるかもしれませんが、一部、人災だという話も出ています。
民主党政権時代の「事業仕分け」の時に、治水事業費が大幅にカットされていたというのです。
カットされた理由としては、100年に一度来るか来ないかという災害に備えるために毎年お金をつぎ込む必要があるのか? → 無駄な出費 → カット、ということだったらしいです。
実際、今回の被害地域の中には、その当時費用がカットされて工事がストップした堤防もあったようです。
勿論自然災害ですから、これがすべての被害の根源だ、とは言いませんが、人間の責任がないとは言えないな、と思いました。
100年に一度クラスの災害といっても、100年に一度日本全土で一斉に災害が起こる、というわけではありませんから、日本全体で見たら、100年に一度クラスの災害があちこちで毎年起こっているわけです。
また、前回被害に遭った地域がまた被害に遭うというケースも出てきているわけですから、今までは「100年に一度」だったかもしれないけれど、最近は同じような規模の災害が「毎年起こる可能性がある」と思って備えないといけない気がします。
ここ数年は「観測史上初」という言葉が多く聞かれることを考えると、「今までこうだったんだからこれで大丈夫」という思考も危険ですね。
平素が本番を左右します。
人間が計画する舞台や試合は、本番がいつ来るかわかっているからその日に向かって計画的に準備しますけど、人生の本番はいつやって来るのかわかりません。こういうことは神様が決めることです。自然災害も同じです。
目の前の利益だけにとらわれるのではなく、いつ来るかわからない「本番」のために万全の備えをすることは、決して無駄ではないという事ですね。
参考☞ 治水事業費の推移・・・