ちょっと驚いた出来事がありました。先に言っておきますが、決して批判したいわけじゃなくて、純粋に驚いたという出来事です。
先日私がとある場所で、若い男子(おそらく高卒の新入社員)がビンのジンジャエールと栓抜きをもって何かしているのを目撃しました。栓抜きをビンの蓋の上で滑らせるように動かしていて一体何をしているのかとしばらく見ていたのですが、見ているうちに、もしかしたら栓の抜き方が分からないのかも。。。という予感がしてきました。
恐る恐る彼に近付き、おせっかいかなと思いつつも「こうやって抜くのよ」と教えてあげたところ、「おぉ!!」と歓声を上げ、安堵に満ちた顔で「ありがとうございました!」と厚くお礼を言われてしまいました。
栓の抜き方が分からないなんて。。。正直、カルチャーショックでした。
よく考えてみたら、今は飲み物といえば缶かペットボトル、紙パックですものね。栓抜きなんて使いませんよね。
彼は栓抜きを使ったことがなかったのでしょう。だから使い方が分からなかったのだと思います。もしかしたら栓抜きを見るのも初めてだった可能性もあります。
栓抜きなんて誰でもできることです。特別な能力は必要ありません。でも、使ったことがなければわかりませんよね。
私としては栓抜きごときで厚くお礼を言われて恐縮だったのですが、彼の嬉しそうな、そして安堵した表情を見て、どんなに小さなことでも知らないことを知るというのは安心感をもたらすものなんだな、と思いました。
どんなに簡単な事でも知らなければできません。できないから不安になります。
人生の中で、天が下さった知識の恵みは本当に大きいです!
「知ること」が本当に大事ですね。