独り言

いろんな使命

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このところ、父が入居していた施設の施設長さんと今後のことなどでいろいろと話す機会が多いんですが、話しながら、改めて介護の現場にいる方々って凄いな、と思いました。

介護と言っても今はデイサービスとか短期入所とか様々な形態があると思うんですが、特に凄いと思ったのは「看取り」までする施設の職員さんたち。

父が入居していた施設も看取りまでしてくれるタイプの施設でした。

入居当初、私自身は、ここで看取りまでしてくれるなら良かった、と思ったんです。

なぜかというと、もうあちこち転々としなくて良くなったから。

期間限定の施設や、許容できる介護段階が決まってる施設だったら、その都度施設を探さないといけないし、退居手続き・入居手続きを全部私がやらないといけないから。

もうこれで施設探しはしなくて良くなったのだという、完全なる自己都合でそう思ったんですね。

でも自分の父親がいよいよ終末期を迎えた今、「看取りまでしてくれる」ということがいかに大変なことなのかを実感しました。

父が施設に入居してからどれくらい経ったのか、私自身もうろ覚えだったんですが、記録を見たら8年以上経っていたんですね。

「お父さん、もう8年以上もそこにいるのか~。。」と思っていたその時、施設長さんが私に「この施設は短期で入居する方もいらっしゃるけど、長期の方々は大体入居して8~10年くらいでいなくなっていくんですよね。。。10年以上居る人はほぼいないんですよ。。○○さん(父の名前)も8年以上経ってるからそろそろなのかな。。。」と寂しそうに言ってたんです。

それから「○○さん(父の名前)は思い出も多いから最後まで良くしてあげたい」とも言ってくれました。

それを聞いたとき、この人はこういう体験をずっとしてきているのか、と衝撃を受けました。

8~10年間、ずっと生活を共にしてきたら誰だって情も移るだろうし、私の父もそうだけど、8~10年前だったらどの入居者さんももっと元気だっただろうし、そんな時からその人を知っていて、どんどん衰弱してく姿を見つつ最期まで看取るって。。。結構辛くないですか?

しかもそんなことが一度や二度じゃなくて毎年断続的に起こるわけですよね。。

そう思ったら、「看取り」って天から使命を受けた人じゃないとできないんじゃないか、と思いました。

少なくとも、私には到底務まらないだろうな。。と。

「介護職」と聞くと、世の中的には肉体労働的な大変さばかりが強調されますけど、勿論そういう大変さもありつつ、もっと他の、見えない大変さがあるなと思いました。

なんというか。。父をこの施設に預けた時は父から解放された感があったのですが、それは逆に言うと、相手に重責を背負わせたようなものだったのだな、と悟りました。

あることについて自分が軽くなるために誰かが重くなってくれている。。。そんな感じ。

本当に、人には様々な使命があって、それぞれが自分の使命を果たすことで世の中がうまく回っている。。というか、そうやって助け合って支え合って生きていくようにできているのですね。

そう思うと、日々感謝しかありません。

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