主は勝ち続ける。決して負けない。。。
この言葉を聞いてからなんとなく柔道の谷亮子さん(田村亮子さん)が以前言っていた言葉を思い出しました。
彼女はかつて全日本11連覇、オリンピック5大会出場で金2銀2銅1のメダルと獲得した柔道家です。
彼女が当時TVのインタビューで「試合中はどのようなことを考えているのですか?」と聞かれ、「試合中は常に100通りくらいの攻撃方法を考えています。」と答えていたんです。
個人的にすごく印象に残っていたので今でも覚えています。
常に100通りくらいの攻撃方法を考えながら、いつ、どのタイミングでどの技を出すか相手を狙っているのだそうです。ちょっとした隙を見逃さないように。
さらにインタビューで「各国の選手やコーチが田村さんの練習を見に来ていますが、そういうのはプレッシャーにならないんですか?」と聞かれ、「そういうのがとても刺激になってます。自分が研究されるのは嬉しいことで、もっと闘志が湧きます。」と答えていたのです。
さすが、10年以上にわたって勝ち続けた勝負師は考え方が違うんだな~と思った記憶があります。
「常に100通りの攻撃方法を考えている」という事は、裏を返せば100通りの攻撃方法を身につけているという事でもあります。
それくらい鍛錬したという事ですよね。なんとなく100通りはできるというレベルじゃなくて、これを出せば勝てると自信を持っている決め技が100通りあるという事なのですから。
そんな彼女の強さの秘密を探ろうとして世界中から練習を見に来るわけですが、そういう事に対しても怖じ気付いたりするのではなく、刺激になって益々闘志が湧くというんですよね。
練習を見に来る人達は当然、彼女の連覇を止めようとする人たち、言い換えると彼女を倒そうとしている敵たちです。
そういう敵たちに常に見られているという状態。考えてみれば凄い状況です。
恐らく、全然怖くなかったわけじゃないと思いますが、「勝ち続るぞ!」という強い意欲と闘志が怖さに勝っていたのだと思います。
そして実際勝ち続けたという事は研究されても勝てるほどに鍛錬して様々身につけたという事ですよね。
つまり、長期にわたって勝ち続けるには、肉的な鍛錬によって身につけた技と精神力の二つが並外れている必要があるのだな~と思いました。
先生も常にサタンに狙われています。そしてサタンが先生を倒そうと攻撃してくる度に勝利してきました。
しかも先生の場合、霊的肉的に様々な方面からの攻撃があります。それでも勝ち続けるのです。
何の理由もなく結果は出てきません。
ただなんとなく「先生だから」「神様がついてるから」といって片付けてしまいがちですが、やはり勝ち続けるにはそれなりの理由があるはずです。
勿論神様が力を下さるでしょうけれど、先生は先生の責任分担を最大限果たしたからこその結果だと思います。
聖書を見ると、イエス様も鍛錬したであろうことが分かります。
『主ご自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練の中にある者たちを助けることができるのである。』(へブル2:18)
私達は結果だけを見るのではなく、その結果を導き出す過程を研究することの方がもっと大事な気がします。
全く同じ事はできないにしても、少しでも真似ることで、だんだん主に近づいていくでしょうし、また、そういう事が主と心情一体になれる方法なのだと思います。
誰でも負けるよりは勝ちたいでしょう。
私達は人と勝負するわけじゃありません。サタンとの戦い、言い換えると、サタンが攻撃してくる自分自身との戦いです。
この戦いに必ず勝ちたいですね。