もしかしたら私が知らなかっただけかもしれないのですが、最近、一般人のVlogが流行っているみたいですね。
なぜか、私のYouTubeのおススメで上がってくるようになって。。
しかも、タイトルが気になるんです。
もしかして自虐ネタ?と思えるようなタイトルが多いのです。
例えば「アラフィフ 無職」とか「妻子なし ぼっち飯」とか「人生やり直し」「○○才 派遣切り」とか。
もしかしたら私と年代が被るからおススメに上がってくるのかな??
あぁ、でも20代の子のものもありますね。。
とにかく今月に入ってからこういうタイトルをよく見かけるようになったので気になっていくつか中身を見てみたんです。
そうしたら、見てびっくり!!本当にそのままなんですよ。
生活の一部をそのまま映像に流してる感じ。ただ一人で寂しく食事をしている場面とか部屋を片付けている場面とか。
中には最初から最後までみじめ感が漂ってるものもありました。
でも、それが結構人気なんですね。
有名なYouTuberさんほどではないにしろ、それなりに登録者数があり、「あなたは悪くない!」「それはひどい会社だ!」とか「私も同じ境遇です!」などのコメントがたくさんついているのです。
それで思ったんです。
今は尊敬すべきものやキラキラしたものにあこがれるよりも、ただ共感したい人が多いのだなと。
そうそう、自分も同じ!自分だけじゃないんだ!と。
良い悪いは別としてこれが今の現状なんだなと。
なんとなく。。。今のご時世、世の中が全体的に暗いじゃないですか?少なくとも明るいニュースはあまり見られませんよね?
それで人々の心が向上することに向かうよりも、モヤモヤ感や理不尽さを誰かと共有することでストレスを解消しようとしているのかなと思いました。
ただね、皮肉なことに、そうやってみじめ感を出してるYouTuberさん本人は、どんどん登録者数も増え、再生回数も増えて広告が付き、恐らくそれが収入源になって次第に生活が良くなっていったりするんですね。
だからある意味とてもたくましい人達なんだと思います。
それに対して視聴者側は、それを祝福する人がいる一方で、そのままでいてほしいというコメントもついたりしていて、結構勝手だなと思いました。
みじめ感でも何でもさらけ出してそれをネタにしながら動画を取り、アップした人は結局はみじめから脱出。。。
しかしそれを見て共感しているだけの人は動画主の変化に共感できなくなっていく。。
そして次のターゲットを見つける。。もちろんターゲットになるのは「みじめな人」。自分と同じ人。
こういう状況を見て思ったのは、共感を求めるだけの人は変化できないなということ。
一緒になって「そうだよね」と言ってるだけでは何も変わらないどころか、どんどん取り残されていくなと思いました。
一瞬気は休まるかもしれないし、自分だけじゃないんだという安心感が得られるのかもしれませんが、実際は何の解決にもならないんですよね。
神様は自らしようとする人を祝福してくださいます。
こういうご時世だからこそ「共感の罠」に注意しないといけませんね。