先に宣告しておきますが、今から伝える内容は中高生達は見てはいけません。
ただあくまでも私の個人的体験に基づく実感なので鵜呑みにする必要はないですが。。。
という前置きをしたうえで。。。実は最近、あることをハッキリと認識してしまったのです。
それは、中高生の時に学んだ学校の勉強ってほとんどが人生には必要なかったという事実。(^^;
実はコロナ期間に入ってからのある日、本屋に立ち寄った際に、ほんの出来心で中学生の(多分高校受験のための)総まとめドリルみたいなのを手に取って買ってしまったんです。
きっかけは、脳トレ。
私は父が認知症なので、自分もそうならないように気を付けなければ、という意識が多分同年代の他の人達より強いんですよね。
それで、コロナ自粛で刺激が少ない生活をしているから脳トレでもしようかななんて思い始め、本屋に立ち寄った時、まだ高齢者向けの脳トレの本じゃなくても、中学生くらいのものならできるんじゃないのかな?なんて思ってしまったわけです。
というのも、自分で言うのもなんですが、私は中学生の時は結構勉強頑張っていて、高校は都内の某進学校に行き、高校でもそれなりに勉強してきたため「自分は若い時勉強は頑張ってた」という自負心が未だにほんの少し残ってたんですね。
それでさすがに中学生くらいの問題なら解けるんじゃないか?という淡い期待があって、ちょっと試しに買ってみてしまったのです。
そして家に帰ってから問題を開いてみると。。。
淡い期待は見事に玉砕!(^^;
問題文自体が頭に入ってこないし、特に数学なんて「あぁ、そういう事やってたよな。。」と思うだけで「だから何だっけ?」という状態。
中には、これは簡単な基本問題だという事は理解できるけれど、単語そのものを忘れてしまっていて解けないものも。。。(^^;
例えば「素因数分解」。これ散々やったはずなんだけど、今の私は「素因数分解って何をすることだっけ?」という状態だからどんなに簡単な問題でも解けません。
国語も、当時はかなり得意科目だったんですけど、文法問題の用語をほぼ忘れてしまっており、問題を読んでも何のことだか分からないので解けません。(^^;
英語も、関係代名詞の用法を5つとか関係副詞がどうのこうのとか。。。そういえばそういうことやったような気がする。。。という感じ。
いや~。。。まだまだ上げたらきりがないんですけど、とにかく「これは今の私には無理だ」という結論が出ました。
それと同時に「あの時頑張ったのは一体何だったんだろう??」という少々虚しい感情が私の中に沸き起こってきました。
すっかり忘れてるという事は、全く触れてこなかった、使ってなかったという事ですよね?
それでもこうして生きて生活しているという事は、それを使わなくても生きてこれたんだという事になります。
受験勉強を敢えて意味付けるなら「若い時勉強を頑張ったという体験がある」という事でしょうか。。。
当時はそれが全てくらいの認識でしたけどね。
そして、イエス様がマルタに言った言葉が思い浮かびました。
『マルタよ、マルタよ、あなたは多くのこと心を配って思い煩っている。しかし、なくてはならないものは多くはない。いや、一つだけである。・・・』(ルカ10:41~42)
本当にその通りですね。
この年齢になってからは実感としてそう思います。
改めて、人生の途中で、なくてはならないたった一つのことに出会えたことは本当に感謝すべきことだなと思いました。