昨日、サバクトビバッタのことについて書きましたが、その際、このバッタがモーセの10の奇跡のバッタかもしれないと思ったけど、聖書を調べたらモーセの時はイナゴだったという内容を書きました。
それについて、Instagramのフォロワー様(おそらく外国の方)から以下のようなコメントをいただきました!
『日本語の聖書がどの言語から訳されたかあまり知りませんが、少なくとも英語ではサバクトビバッタもイナゴもlocustsと呼ばれ、他の普通のバッタはgrasshopperと呼ばれることが多いです!地域のことを考えると、聖書の「イナゴ」はおそらくサバクトビバッタだと考えていいと思います♪』
とのことでした!
というわけで、モーセの時も、エジプトを襲ったのはサバクトビバッタだったと考えてよさそうです!
コメントを下さった方、本当にありがとうございました!
こうやって、発信したことにより逆にコメントを通して教えていただけることも神様の恵みですね!本当に感謝します!
そこで、サバクトビバッタについてもうちょっと調べてみたらさらに興味深いことがわかりました。
バプテスマのヨハネが「らくだの毛衣を着物にし、腰に皮の帯を締め、イナゴと野蜜とを食物としていた。」とありますが、このイナゴもサバクトビバッタの事のようなのです。
厳密に言うと、「孤独相」のサバクトビバッタ。
これが群生相になると、体質が変わってしまい、食用にしようにも不味くて食べられなくなってしまうそうです。
見た目も全然違くて、孤独相の時は緑色で、日本人が想像するバッタと同じ感じだと思っていいと思います。
ところが、群生相になると、色もドギツイ黄色となり、大群であらゆる植物を食害して進むため、農作物が全滅し、深刻な飢饉の原因にもなるそうです。
というのも、サバクトビバッタの成虫は、毎日自分の体重とほぼ同量の食物を摂取するため、1㎢の小さな群れでも(これが小さい群れというのも驚きですが)1日で35000人が消費する食料と同量を食べてしまうのだそうです。
つまりかなりの大食いということです。
しかも、繁殖力もハンパなくて、3か月ごとに新しい世代となり、その度に約20倍増殖し、半年後には400倍、1年以内に最初の16万倍になる可能性があるというのです!
ですから、一度サバクトビバッタが大量発生すると人間へ深刻な被害をもたらすということです。
locustの語源も「焼け野原」を意味するそうで、それくらい、これが発生すると焼け野原のように何も残らない、天災だ、という事だったらしいです。
そう考えると、聖書に記されているエジプトの被害状況も決して大げさなものではないのだな、と理解できます。
そして、なんと驚いたことに、エサが尽きると共食いを始めるそうです!
もう、本当に恐ろしいサタンのような性質です!
普段は孤独相で互いに避けあうサバクトビバッタがなぜ高密度下で生きるようになるのかというと、それは気候に影響があるようです。
砂漠は雨期に雨が降って草が生えます。その草を狙ってバッタが移動し、食物にありついて卵を産みます。
しかし、砂漠なので草は短期間で枯れてしまい、そこで生まれた幼虫は何とか成虫になるもののまた食べ物を求めて移動します。これが通常です。
しかし、珍しく大雨が降ると草がなかなか枯れないため移動せずそこに住み着いてさらに繁殖し、その都度20倍になるので高密度になっていくようです。
そして高密度下で相変異をするわけですが、その原因は、仲間の姿やにおいではなく、個体同士のぶつかり合いによって刺激され反応を起こすことが分かってきたそうです。
これも興味深い性質だなと思いました。
草のある所に密集し、ぶつかり合って変異し、サタン化する。。。
これは人間も注意しなければいけないことだなと思いました。
人はより良い環境を求めてきますからそこに人は集まります。その時お互いの距離が近すぎてぶつかり合うことはあると思います。
お互い同じ目的のために必死で、悪気がないけれどぶつかることもあります。
この時にぶつかり続けて相変異し、サタン化しないようにしなければいけないなと思いました。
実際、人間同士がぶつかり合うと心がすさんできますから。。。
今回、サバクトビバッタの話題が長くなりましたが、改めて自然界のものを見て悟ることが多いなと感じました。
神様が自然万物を通して人間に啓示を与えてくださることに感謝します。