世の中を見ていて、また教会のいろんな人たちを見ていて思うことがあります。みんな、様々な事を心配しているな~と。
世の中の人たちは、最近の年金問題や終身雇用終了のニュースなどからお金の心配をものすごくしていますよね。老後資金は2000万円必要だとかそういうニュースを見て「どうしよう!!」と心配しているから、副業のサイトや稼ぎ方を教えるYouTuberも人気があります。
しかも20代の若い人たちで現在職がある人たちが稼ぐことに必死です。このままではダメなんじゃないか、と。この年齢で月収がこのくらいではダメだ、と。(私から見ると全然ダメじゃないんですけどね。)
最近は「インフルエンサー」と呼ばれる人たちがいて、その人たちは若くてお金持ちで人々から尊敬されてるのですが、拝金主義者でもあって、お金が今も十分あるのに、もっともっと稼ぐことに神経使ってるんですね。そんなに稼いで何に使うの?とツッコミたくもなりますが、逆に、お金が無くなることを極度に恐れている感じもします。
お金があれば何でも自由にできると言ってます。それは否定しません。でも逆に、この人たちはお金がないと何もできないと思っているみたいです。お金がないことに対するネガティブさが尋常ではないんです。なんか、生存能力がなさ過ぎて大丈夫?と思ってしまいますけどね。(笑)
また、教会では迫害を心配したり、世の中からどう見られてるかを心配する人が多いですよね。一時期よりは全体的にマシになったとは思いますが。
勿論個人差がありますから世の中の人全員がお金の心配をしているわけじゃないし、教会の人みんなが外からの目を気にしているというわけでもなく、また、心配の度合いも人それぞれです。
それを分かった上で、私が思うに、だいたい心配している人の多くはそれを経験はしてない、ということなんですよね。
お金がある人がお金が無くなった時のことを過剰に心配しているし、迫害の心配も、迫害受けてる人を見て「自分もああなったらどうしよう」と心配している人がほとんどのような気がします。
私自身は、教団もない頃牧会をしていたので当時はものすごくお金がありませんでした。どのくらいなかったかは言いません。多分知ったらみんな躓きます。
迫害も経験しました。以前にもちょっと書いたことがありましたが、開拓教会の牧会をしていた時に監禁者が続出するほどダメージを受けました。
個人的にも、30個論を聞き終わって一か月もしないうちに親から急にあれこれ言われたことがありました。それは大学の友達によって学校を経由して親に行った事でした。
それで、過程を話すと長くなるので全部省略して今現在の事を言うと、今普通に生きて生活しています。
お金がない度合いも、迫害も、結構ひどいレベルだったと思うのですが、とにかく今私は存在してます。
だから今後も何が起こっても何とかなるだろう、という気持ちが心のどこかにあります。傍から見ると頭がお花畑なんじゃないの?と言われそうですけどね。(笑)
でも、ただ祈るだけ、嘆くだけじゃだめですよ。今振り返ってみると、その都度何とかしようと努力はしました。誰かが何とかしてくれることはありませんから。
でも逆に言うと、何とかすれば何とかなる、という事です。今まで何とかしようと努力している中で神様が働きかけてくださったな~と思います。
本当に強い人はパウロ先生のようにどんな境遇にも処することかできる、という人だと思います。パウロ先生は様々な境遇に遭ってきたということです。
心配してしり込みして何も失敗もせず、安定的に過ごすこともダメとは言いませんが、今思うと様々波乱万丈の摂理人生が面白かったです。(笑)
これから同じ経験したいか、と言われたら正直したくないですけど、だからと言ってそうなったらなったで何とかなると思えます。
いろいろ嫌なことも経験してきたけれど、今は全部強みになっていると感じます。全ての経験に神様が共にしてくださったことも実感しますし、そういう経験をさせてくださったことに感謝するしかないですね。