独り言

群衆心理は怖い

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最近のニュースを見ながら改めて、群集心理って怖いな、と思っています。

とにかく、群衆心理に陥ると、良いか悪いかの冷静な判断ができないばかりではなく、集団で自ら望んで自滅の方向に行ってしまうことが多々あるからです。

それは聖書の時代からあったことです。

イエス様の十字架刑が決定された時のこと。その裁判でピラトはバラバとイエス様のどちらを許すか、と群衆に聞いた時、人々は一斉に「バラバを許せ!」と叫んだんです。それでピラトも収拾つかなくなって、私には責任はない、と言い放ってイエス様を十字架刑に決定したのです。

バラバは殺人犯です(ルカ23:19)。一方イエス様は法を犯すようなことはしていなくて、ユダヤ宗教人たちが気に入らないから吊るしあげただけでした。ピラトもそれを分かっていたので群衆に再確認したのですが、もはや制御不能でした。

冷静に考えたら殺人犯を何のペナルティもなくまた野放しにしてしまう方がよっぽど怖いですよね。。。でも、ユダヤ宗教人の感情が優先されてしまいました。

ここでちょっと疑問なのは、実際はユダヤ宗教人たちが気に入らないだけだったのに、なんで一般人の群衆まで従ってしまったのか?ということです。これも聖書にちゃんと書いてあります。

『しかし、祭司長、長老たちは、バラバを許して、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。』(マタイ27:20)

つまり、ユダヤ宗教人たちが人々を扇動していたのです。何も知らない一般人はいわゆる知識人層の人たちが声高に叫ぶとそのままついていってしまうんですよね。しかも、自分達の方が正しいという大義名分を掲げていますからなおさらです。

こうなると善悪の判断はつかなくなってしまいます。

使徒行伝には面白い(?)事も書いてあります。

エペソで銀細工人デメテリオという人が(この人は偶像を作って商売していたので)パウロの宣教が気に入らず、パウロは危険人物だという事を同業者に訴えて焚きつけた結果、エペソ市が大混乱に陥ったというのです。

しかも、集会にいた人々はそれぞれいろんなことを叫び続けていて大多数の者は何のために集まったのかもわからないでいた、と記されています。

そんな状態で「大いなるかな、エペソ人のアルテミス!」と2時間も叫び続けていたそうです。(使徒行伝19:23~41)

もう、ハッキリ言ってカオスですよね。。。

ここで共通しているのは、扇動する側は謎の正義感に満ちているという事です。だからこそ、扇動されてしまうのです。

扇動されるという事は、言い換えると、躓かされている事、とも言えます。扇動者は人々に「ターゲットにしてる対象」に躓くように促しているわけです。

現代人の私たちは、情報が多い分、賢く振舞わなければなりません。誰かを通した情報ではなく、直接的に本人から聞いた情報を中心に判断すべきです。ニュースなどの媒体も当てになりません。記者や編集者の意向が反映されているので。

今は、著名人だとしてもSNSで本人の考えや発言を直接見ることができるし、編集なしの記者会見の動画なども見ることができます。

教会内の事で言えば、壇上で公式的に宣布された内容が確実ですし、個人的な事でもやはり本人から直接聞いた話が確実です。

指導者に対する噂話、特定のメンバーに対する噂話、ある教会についての噂話等々どれも神様が好きではありません。

聖書から教訓を学んで、謎の正義感に騙されず、自分自身が群衆心理に陥らないようにしたいですね。

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