以前、ミカとクララシリーズで『みことば物語』というのを出していました。
これは説教の内容や箴言などをイソップ物語のような短い読み物に出来たら良いなという考えからスタートしたものでした。
そしてそれを私たちのHP上で文章と絵で公開していたのですが、去年からそれを「考えのサプリ」として映像化し、YouTubeにアップしていました。
さらに最近、視聴者さんのご意見で文章を少しリニューアルし始めました。
『みことば物語』の時は説教の原稿にできるだけ忠実な表現を使っていたのですが、より多くの人に親しんでいただけるように、意味は損なわないように、かつ日本語として自然な表現を目指して文章を少し手直ししました。
短くて時間もとらないですし、YouTube版は音声のナレーションがついているのでラジオ感覚でも聞くことができます。
是非ご覧ください!
(一応、映像の下に文章も載せておきました)
【神経と心】
神経は「肉体世界」で、心は「精神世界」です。
肉体世界に属している“神経”の反応を、精神世界に属している“心”が受け、心が感じて行うようになります。
気温が高くなれば、肉体世界の“神経”が反応し、“心”が暑いと感じてエアコンを入れるでしょう。
神経が鈍くて反応せず、暑さも寒さも感じなかったら大変です。
だから、神経は鋭利な方が良いし、それを心がきちんと受け止めなければいけません。
しかし、精神世界の“心”はよく錯覚します。
猛暑なのに、心が「どうしてこんなに我慢できないんだろう?」と言って、
「耐えれば練達になる!」と強引に対応したら大変なことになります。
肉体世界の“神経”は髪の毛一本が体についているだけでもくすぐったいし苦痛です。
その時精神世界の“心”が「なんでそんなことで?」と言って放っておいたら、
髪の毛が刺し続けるので耐えられません。
神経は苦痛を感じて苦しいのに、
心が「たいしたことない。」「我慢しなさい。」とばかり言っていたら、
神経が病んでしまします。
病んだ神経の反応を心が受けるので、結局心も病んでしまいます。
だから、
神経の反応を心がきちんと受けとめて行おう!