2,3か月前の話なのですが、私が父の代わりに個人年金だか厚生年金だかの未払い金を受け取る手続きというのをしました。
こういうのは本人がやれば簡単なのですが、私がやるからまたしても結構面倒でした。
しかも、本人に直接会って説明できる状態ならまだしも、今コロナで直接面会できないし、会って説明しても通じないだろうし。
最初は父の入居している施設に書類が送られてきました。でもそういう行政的な書類は施設では開封せずに私の所にまとめて送ってくるんですね。
それで私が開封したら、結構な額が未払いになっていることがわかり、これは面倒でも手続きした方が良いなと思い、意を決してやりました。
まず、送信元に連絡して、事情を説明し、私が代わりに手続きをする旨を伝えてどうすれば良いかを聞きました。
それから施設に連絡して施設で必要な書類を揃えてもらったり、私が父の実印を預かっているのでそれを一旦施設に送って印鑑証明を取ってきてもらったりなど、あれこれやってもらいました。
そうやって3週間くらいかかりましたけど、何とか手続きを済ませることができたんですね。
後日確認したら、無事に未払い金が振り込まれていてホッとしました。(^^)
話は変わりますが、昨日は半年に一度振り込まなければいけないものを振り込んできました。
振込といっても、父の持ってる銀行口座が全部地方銀行なので近所にATMも支店もなく、さらにキャッシュカードが止められているので印鑑と通帳をもって窓口に行かないといけないんです。
それで振り込みのために都心に行ってきました。(^^;
こういう父のための手続きって、正直面倒なので心の中で「どうしてお父さんは元気なうちにちゃんとやっておいてくれなかったんだろう」なんて文句を言ってたんですが、今週感謝すべきことについて考えていたら、違う考えが浮かんできました。
父のことを通していろいろ行政手続きを学んでいるんだなと。
実際、私はずっと教会生活に没頭していたので、世の中の制度や手続きについて疎いんですね。それは自分で自覚しているところです。
でも、「父の代わり」ということでいろいろやりがら、こういう時には何が必要だとか、本来はいつまでにやっておいた方が良いとか、そういう知識を身につけさせてもらっているのだなと思いました。
今年は「脱ハンコ」が言われてますけれど、ビジネスの書類には脱ハンコでも、財産や人生の重要なことに関してはまだまだ実印や印鑑証明が必要であることもわかりました。
それで私も実印を作ることにしたんです。(今更ですが。。)
今までその辺で売ってる認印しか持ってなかったので。(^^;
きっと、父の代わりに様々な手続きをすることがなければ世の中の制度について何もわからなかっただろうし、急に自分にそれが降りかかったら何も動けないという事になるだろうなと思いました。
だから面倒ではあるけれど、やっぱり「感謝」ですね。