数日前、私の父が入所している施設から郵便が届きました。
毎月その月の会計報告書や父の様子が綴られたものが送られてくるので施設から郵便が送られてきたこと自体は珍しいことではありません。
でも、今回はいつもの報告書の他に、「面会禁止へのご協力のお願い」という手紙も入っていました。
あぁ、施設も大変なんだなと思いました。
2/24(月)に厚生労働省より、面会制限についての通知があったそうです。
ニュースを見ても、高齢者が重症化すると言われてますからね。それで施設側も面会禁止の措置を取らざるを得なくなったのだと思います。
ただ、施設で働く人たちは面会者が来ない分、ずっと入所者に付きっきりになるんじゃないのかな?とも思いました。つまり、より大変になるという事。
私の父もそうなのですが、入所者さんたちは面会者が来ることをとても楽しみにしているんです。
勿論、いろいろな状況があって、面会者が来ない人もいるし、私のように面会者が遠くに住んでいて年に数回しか面会出来ない人もいます。
それでも、その数回をとても楽しみにしていたり、外へのお出かけで気分転換したりする入所者さんたちは多いです。
恐らく、今回の措置で、面会者に会えずに寂しがって機嫌が悪くなってしまう入所者さんも出てくるだろうし、私の父みたいに外出好きな人はストレスがたまっちゃうんじゃないかと思います。(今外出も控えているとのことだったので)
こういう時に入所者さんをなだめたりしながら気持ちを落ち着かせるのも介護士の方々の仕事の一つなんですよね。本当に偉いと思います。
この騒ぎで仕事がなくなる人がいる一方で、もっと仕事が大変になってしまう人もいるのだなと改めて認識しました。
この場合は昨日このブログで紹介したUber Eatsとはわけが違います。
需要と供給が合って仕事が増えて栄えるというより、こういう人たちにしわ寄せが行って、より神経を使うことになるだろうということは容易に想像ができます。
イベントごとは「来ないでください」と言えば人が来なくなりますが、このような施設は「出て行って下さい」とは言えませんからね。
私は自分の父が世話になっている分、もっとこのような人たちのために祈らないといけないなと思いました。
こうして自力で生活できない人達の世話をする仕事に従事している人たちが、過度にストレスを受けず、心身の健康が完全に守られることを祈るばかりです。
