毎日ストレスなく穏やかに過ごせるのはとても良いことです。
私もストレスが原因で体調崩した事があるし、牧会していた時は毎日激務に近かったから「ストレスなく穏やか」はいわば憧れのライフスタイルでした。
今は以前に比べたらストレスなく生きてるし穏やかだからおおよそはいいのですが、最近、これはこれで度が過ぎると良くないな、と思うようになりました。
ふと気づくと「今日は感情の動きがほとんどなかったな」と思うことがあるんです。
怒ったりムカついたりイライラしたり・・・などはなくて良いのですが、逆に、大笑いしたり大喜びしたり大感激したりなどすることもないなと。
不の感情は自分の健康に害を与え、脳に悪影響を及ぼすという事、笑いなどは自分を健康にするし、脳にも良い影響を及ぼすという事はよく知られていることです。
このどちらも全くなくなるとどうなるんでしょうね。。。停滞かな。。。人間じゃなくなるのかな。。。よくわかりません。(苦笑)
ただ、とにかくストレスを嫌がるあまり、全ての刺激を拒否すると良い方向のことも減るのだなと思ったんですね。人からのストレスを完全に回避したかったら人との接触を完全に絶つしかないですが、そうしたら引きこもるしかないです。
私は自分の性格上、引きこもりができないから(笑)極端な事にはならなかったですが、何事も「いやなこと」を極端に避け続ければ良いというわけでもないな思いました。
以前先生が、波がなければ穏やかで良いけれど、波があるから面白くなるし遠くにも行くことができる、というようなことをおっしゃっていました。
確かにそうですよね。
波は怖い。溺れるかも。でも一方で波は面白い。ワクワクする。もっと遠くに行ける。「波」一つに長所と短所が表裏一体で存在しているわけです。
だから、人にも長所と短所があるように、物事にも長所と短所の両面があるという事を認識する必要があるなと思いました。「短所」だけを見て極端な考えになると「長所」の部分も受けられなくなってしまいます。逆に、長所だけを見ていると騙されます。
何事も一つだけを見るのではなく、二つを見てうまく接して生きていていかないといけないです。どううまく接するかは天の知恵が必要です。
神様から知恵をいただいて世の中上手く生きていきたいですね。