「感謝と仕事」というテーマで会社員を調査したところ、「感謝を伝えられることが多い」と回答した人ほど仕事に対する満足度が高いことが明らかになったそうです。
これはある意味当然かもしれませんね。
やはり、人から感謝されるという事はやり甲斐にもつながるし、自分の仕事に対して『これは人の役に立っている』『人を喜ばせている』という誇りを持てますからね。それが満足度につながるのでしょう。
また、自分自身がお礼や感謝を伝えているか、という問いに対しては、「感謝を伝えることが多い」という回答は、役職者が一般社員より10%程度低かったそうです。
さらに「バックオフィスに感謝を伝えられている」という人の割合は低かったそうです。
一般的なものの見方をすれば、若手の一般社員は教えてもらったり助けてもらうことが多いでしょうから感謝したりお礼を言ったりする機会も多いと思いますが、役職者というのは責任あるポジションだし、してあげることの方が多いですからね。自然とこういう結果になるのかもしれません。
バックオフィスの仕事は本当は会社運営に欠かせない重要なポジションなんですけど、縁の下の力持ち的存在で功績が表には見えにくいから感謝されにくいのかもしれませんね。
でも、現実問題として、どんな組織でも若手と縁の下の力持ちにやり甲斐を持ってもらわないとその組織の将来性がありません。
今、若手社員が仕事を辞めないようにするための苦労というのがどの会社や組織でも課題みたいで、若手が喜ぶようにいろんな新しい制度を導入したり古いしきたりをやめようとしたりしているようです。
でも、この結果を考えると、あれこれ予算を投入したり頭をひねって新しい制度を作るよりも、「感謝の意を伝える」ということである程度は解決できるんじゃないのかな?と思いました。
特に、上司の立場である役職者が若手やバックの人員たちに感謝の意を伝えることがカギになるのかなと。
これは会社だけではなく、教会にも当てはまると思います。
役職者は自分自身が責任ある大変な立場だから、どちらかと言うと『こう動いてくれればいいのに』とか『こっちは大変なのにみんな自分の事ばかり考えてる』とか思いがちです。私自身もそうだったと思います。
でも、若手は幼くて経験がない分、大わざを決める様な大きな功績はないとしても一生懸命頑張ってついてきてくれるのだったらありがたい存在です。
また、縁の下の力持ちは日の目を見なくても黙々と働いてくれています。でも、目立たないので人知れず寂しい思いをしているかもしれません。
こういうことを考慮して、指導者の立場にある人が日ごろからみんなに感謝を伝える雰囲気があれば人々の満足度は上がり、栄えていくのかな~と思いました。
教会は神様が中心となる場所です。でも神様は人を通して働かれます。指導者だけじゃなくていろんな人を通して働かれます。
だから、神様に感謝し、神様の手足となって動いてくれた人にも感謝することで、もっとお互いに居心地の良い場所になると思うのです。
感謝に予算はいりません。
上下関係なく、お互いに感謝し合いながらもっと満足度の高い教会をみんなで作っていけたら良いですね。
職場の満足度は“感謝を伝えられる頻度”で決まる?
https://news.careerconnection.jp/?p=82717