ちょっと前にネットで目にした情報。
それは、人間って「思考」よりも身体を「動かす」ことに一番脳を使っている、というもの。
一般的には「頭を使う」という言葉を聞くと、何となく「一生懸命考えること」を意味しているように思いますよね?
ところが、実はそれよりもずっとたくさん「肢体を動かす」ことに脳を使っているのだそうです。
ロボットなどはいくら頭脳明晰でも動きは人間のように素早くスムーズにはいかないじゃないですか?
思ったとおりに肢体を動かす、という事が一番脳の中でも高度な機能なんだそうです。
人間の作品はやっぱり神様の作品には全然及ばないですね。。
逆に言うと、身体を動かさないことは脳を動かさないことにつながるのだと。
だからコロナ禍で引きこもって身体を動かさなくなり、脳が衰えている人が増えている、という恐ろしい内容でした。
つまり、端的に言うと、動かないと馬鹿になって行くという事です。
わざわざ特別な運動をしなくても、こまごまと体を動かすことがとても大事なのだそうです。
そういえば。。以前先生が「鬱は走れば改善する」と言っていました。
この「走れば」というのは「歴史を走る」などの意味ではなく文字通り走ること。ランニングのことです。
今施設に入居している私の父も、元々は性格も外交的で現役時代はバリバリ働いていて、休日も一人でフラッと出かけてしまうようなアウトドア派の人でした。
なのに、母が他界してすっかり気落ちして引きこもりがちになったとたんにボケ始めました。
ですから、今どんなに活発な人でも油断はできません。
もう私もこの歳になってくると、頭脳明晰であることや有能に何かをこなすことよりも、いつまでも元気で若々しくいることをカッコいいと思うようになりました。
先生が「運動しなさい」と口を酸っぱくしておっしゃいますが、それは健康のためだけではなく、脳のためにも良いという事ですね。
いつまでも心身共に若々しく。。。こうやって最後の一日まで自ら楽しく生きていきたいな~と思う今日この頃です。