『出張時に重視すること』について22か国の人々に調査したところ、日本と海外では違いがあったそうです。
世界平均では「身の安全」が第一位だったのに対し、日本では「出張の目的が果たされること」だったのだそうです。
記事では「自分より会社を気にかけてしまう日本人の真面目過ぎる傾向が出た」と書かれていました。
確かに、日本の風土として自分より自分の所属するものを重視する傾向はありますね。会社、家、地域のコミュニティー等々。
特に個人旅行ではなく会社の出張なら、自分が会社の名を背負って行く、会社の顔になる、という認識になりますし、場合によっては、会社の運命を左右する、ということにもなりますからね。
そういうのに負担感を感じる人もいるでしょうけれど、その意識があるからこそ仕事がちゃんとできるとも言えます。
ただ、それだけじゃないんじゃないのかな?とも思いました。
日本人だけに当てはまるのかは分かりませんが、合理主義的思考。例えば出張の場合、目的が達成されないなら行った意味がないじゃないですか?時間も労力も経費も無駄になるわけです。そういう「無駄遣い」は大抵の日本人は嫌がります。
実は私自身が結構そういうタイプなんですよね~(笑)。無駄なことはしたくないというタイプ。行くなら行った甲斐があるようにしないと。もし無駄に終わった何かがあれば、間違いなく徒労感で一杯になります。
とにかく、何事にも採算が合うようにしたいわけです。なかなか『やること自体に意味がある』という風に思えないのが自分の短所でもあり強みでもあると思ってます。 本当に長所と短所は表裏一体です。
いつか先生がおっしゃっていた事なのですが、信仰にもタイプがあって、ただ主を見ていれば満足、主のそばにいるだけで幸せ、という人もいるし、いくら見ても自分が使命を果たして功績を立てなければ満たされない、というタイプもいると。
私は完全に後者です。私の場合は極端にそういう感じですが、多分、日本人が全般的にそうなんじゃないのかな?いや、イマドキの人はそうでもないのかな?最近若者と接触してないのでよくわかりませんが。。。
私のような人の場合、救われても実績ないと調子が出ないんですよ。
こういうタイプは実績を立ててこそ幸せに感じるのでその為に頑張るし、結果的に教会に貢献できて歴史が進んで、神様も喜んでくださるという点では長所ですが、一歩間違うと、実績がないから自分はダメ、という風になってしまいます。
こういうタイプ、実は結構いるんじゃないかと思うんです。
だから、信仰の世界では「救われただけで幸せ」と強く思い続けられることが本当に大事だと思います。
日本人の『個よりも所属を重んじる』ことや、『合理主義的思考』によって今の日本があることは明らかです。災害の復旧も外国と比べたら相当に早いし、先進国として、最先端技術が生活のあちこちにちりばめられ、肉的には快適な生活が送れるようになっています。だから感謝すべき民族性です。
でも度が過ぎると短所になります。
会社や教会に貢献できていなくても「自分」という人間の価値が下がるわけじゃないのです。その会社に合う人材かどうかと人間の価値は別問題ですし、教会は根本的には神様との愛を産み育てていくところです。
くれぐれも外野の騒音に惑わされて勝手に混乱することがないようにしたいものです。
特に信仰の世界では神様と自分との一対一の関係ですから、神様の前での『個』としての自分がブレないようにしていきたいですね。
出張時に重視すること、日本人1位「目的が果たされること」 海外では「自分の身の安全」が最多
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